2018年12月25日 5:45 pm

今年もあとわずかになりましたね。

 

12月は冬至の柚子湯やクリスマス会など季節を感じるイベントが多く、利用者さんに楽しんでもらおうとスタッフが色んな案を出して企画をしてくれています。

 

さんえすでは、毎年恒例の季節イベントからちょっとした外出イベントなど、色々なイベントを行っています。

イベントに合わせて利用日を振替えしてくれたり、楽しみにしてくれる利用者さんもいるため、なおさら頑張りがいがあります。

 

 

ある日の送迎中、車内でご利用者さんが外を見ながら、ふと「また連れてきてね。美味しかったよね」と言いました。

 

何のことかわからずその利用者さんが見ている方向を見ると、半年以上前に外出ランチに出かけて海鮮丼を食べたお店がありました。

 

その利用者さんは、5分前に話したことも覚えていないような方だったので、外出ランチに出かけたこと、行ったお店まで覚えていてくれたことにとても驚きました。

 

 

 

 

毎日のケアもとても大事ですが、何か想い出に残ってくれるようなイベントを行うことも、利用者さんにとって素敵な経験になってくれるんだと思いました。

 

 

利用者さんは今までの人生で色々なイベントを経験してきていると思います。

 

ですが、身体や認知機能に変化がでてくるなかで、少しずつライフイベントの機会は減っていき「楽しかった想い出」になっていってしまうことが多くあります。

 

デイサービスは在宅生活の延長にあるので、利用者さんが昔家族と行った場所や家族と一緒に過ごしたイベントと、少しでも重なるような瞬間を作れるイベントをすることで、利用者さんの感情を刺激していくことができればいいなと改めて思いました。

 

野村

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