conceptさんえすの想い
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さんえすさんの今後の目標や展望はありますか?
野村
「目標は、全員が自宅で生活を続けること。」
会社のそもそもの目的は「在宅支援」で、その手段としていまデイサービスをやっています。
そこで、ご利用者さんやご家族さんから在宅におけるいろいろな「困った」を聞くんですね。それを解決できるサービスを展開していきたい、と思っています。それで、最終的には全員が自宅で生活を続けることができたらな、と思います。例えば、高齢者の方には医療が欠かせないので、訪問看護はやりたいですね。デイサービスのご利用後やお休みの日に看護師が訪問して医療の面でもサポートする、これは理想ですね。
それから、認知症が重い方向けの小さいデイサービスをやりたいと思っていますね。
いまウチのご利用者さんのなかにも重い認知症の方が何人もいらっしゃるんですね。その方たちは他のご利用者さんとの交流も難しくなってしまってる状況なんです。他のご利用者さんもその方を見てあまりいい感情はもたないですし、中には口に出して言ってしまう方もいる。その認知症の方本人は、反応はしないんですけどしっかり聞こえているんですよね。
認知症の方はそういったところは逆にすごく敏感なので、表に出さなくても本人は「自分がよく思われていない」っていうのは感じているんですね。
つまり、お互いにストレスを与えあっている。こういう状況でも、そこが共存しているっていうことが、ほんとうにいい環境なのか、と。
最初、ぼくは共存していることは良いことだと思っていたんですね。いろんな人がいていい、と。そこで変にボーダーを引かずに、みんな同じところで、どんな人でも受け入れできる場所、っていうのが良い場所だと思っていました。でも、実際にご利用者さんたちを見て、一緒に時間を過ごしている中で、ぼくの考えが変わってきた部分はそこで、実際はお互いにとって良くないんじゃないかと今は思っています。であれば、認知症の重い方を対応させて頂くには個別で対応するのがやっぱり一番なので、そういった方を5~6名くらいの極少人数で受け入れできるような小さいデイサービスを別で設けて、そこでしっかりと向き合って認知症のケアができたら良いなと思っていますね。
職員が集中して認知症の方と向き合える環境をつくって。あとは食事の面でもサポートしていきたいですね。独居の方や、ご家族さんがお仕事の時、一番困るのは食事ですから。
デイサービスご利用時に、夕食を持って帰ってもらえるようにしたり、お休みの日でも配食できるようなサービスができたらと思います。 -
デイサービスの利用を検討している方へメッセージをお願いします。
野村
「自宅で生活を続けたい、続けさせてあげたいという方はぜひ一度ご相談ください。」
やはり、誰でも自分の家で生活を続けることが一番幸せなんだろうと思います。
要介護状態になられたとしてもその思いはもちろん変わらないと思いますし、ご家族さんもその思いをくんで、自宅で生活を続けさせてあげたいと願っていても、身体やこころの状態が変わっていく中で少し困難になってきたり、家族さんの負担も積み重なってきて、生活に支障が出てくる。そのうち、もう自宅で生活を続けるのは無理かな...と思った時に、ぼくたちのようなデイサービスが、まず自分の家で生活が続けられるような環境をつくって、次にご家族さんの負担も軽減させてあげることで、みんなが自分の家で生活を続けて幸せな人生を続けられるようにしたい、という想いでやっています。
自宅で生活を続けたい、続けさせてあげたい、という方は是非お気軽に一度ご相談ください。